紙の新しい可能性を、
支え続けていく。
商学部出身
社内連携が重要になる営業職
私は入社10年目になりますが、紙パ営業部に配属になったのは昨年10月のこと。それまでは、埼玉工場の事務部(労務担当)に3年、本社人事部に1年半、さらに本社総務部に3年半在籍していました。ですから、営業部の一員としては日々勉強中といったところです。
管理部と営業部の大きな違いは、管理部は事務作業など個人で動くことも多いのに対し、営業部はより組織で動くことが要求されること。どんな案件でも、社内でコミュニケーションを密にしていかないと上手く進めることはできません。情報共有の大切さを実感しています。
それから、紙パ営業部に配属されてからは出張が非常に増えました。私の場合、担当エリアである四国に月の半分以上は滞在しています。管理部に所属していた頃は出張もほぼなかったので、生活や働き方が大きく変わりました。変化に順応するまでに時間はかかりましたが、今は出張中も充実した時間を送っています。


課題は製紙マシンの数だけ存在する
現在、私が担当しているのは、高知県・徳島県の製紙会社でおよそ30社程度。当社の製品はお客様ごとに設計・製造をしているので、それぞれのお客様のご要望を把握するだけでも容易ではありません。さらに、お客様によっては複数の製紙マシンを保有しているため、情報整理はより複雑化します。「お客様の数だけ相談内容も変わる」のではなく、「製紙マシンの数だけ相談内容も変わる」ので。これから知識と経験を積み重ねながら、応えていくしかありません。
一方で、営業ならではのやりがいも当然あります。お客様から発注をいただき、数字として結果が見えるのはまさに営業の醍醐味と言えます。また、当社は長くお付き合いさせていただいているお客様が多いためでしょうか、こちらが質問すれば丁寧に教えていただける方も多く、とても真摯にご対応くださる方に恵まれています。

紙は新しい可能性を秘めている
私が担当しているお客様の中には、和紙や特殊紙などの製造に取り組んでおり、安定した経営を行っている企業様が数多くいらっしゃいます。たとえば、家電製品や自動車に使われる絶縁紙であったり、和菓子を包む包装紙であったり、美術品の修復に使う紙であったり・・・。紙といっても、皆さんがすぐに思い浮かべるような印刷用紙やトイレットペーパーだけではないのです。そんなお客様を担当できることに、とても面白味を感じています。
IT化が進んで紙の需要が減ってきていることは事実ですが、「紙の新しい可能性」を広げようとしている企業様もいます。今はまだこの世に存在しない紙が、これから生まれてくるかもしれない。その時、その紙を生産するマシンを支えているのは、当社の製品であってほしい。日本フエルトの未来は、お客様と共に進化し続けることで、拓かれていくのだと思います。私自身も営業のスキルを進化させ、会社の発展に貢献していきたいです。